STEP.5『愛犬はオレが描く』
「ホームワーク基礎1」、「ホームワーク基礎2」
「実践1:マスコット」、「実践2:似顔絵」
に取り組んでだらやってみましょう。
本日の主な内容は…🐶
愛犬/可愛い犬を描く事を
目的としたワークです。
上の作品は鉛筆ですが、デジタルでも
描いていけますので
描いていってみましょうね!
犬を飼っていない人も
犬好きであるなら大丈夫です。
本日のメニューです。
🐶愛犬はオレが描くのメニュー🐶
①動物を描く事についての心構え
②大まかな形を取る。
③基本形態を取る。
④基本形態の透視描写をする。
⑤基本形態で立体として捉える。
⑥空間を意識する。
⑦光源を定めて陰影をつける。/毛を描く。
①動物を描く事についての心構え
動物を描けたらいいなぁ
かわいいなぁ
でも、動き回ってじっとしてくれないし
どうしよう…
寝てる時はいいけど
それ以外描くのが難しいかもしれない
そもそもどうやって犬を描くんだ。と
確かに動き回る対象物を描くなんて
すごい神経使いますよね。
いままで取り組んで頂きました、
「絵の基本のデザイン」
「絵を生かすために形を捉える」
に取り組んでいただき
それをみながら描いていきましょう
動き回るなら手っ取り早く
写真に撮って
それを絵にするのが
やりやすい方法ですが
実物以上の最高の題材はありません。
犬も人間と同じ個性があるので
動き回って落ち着かない子は特に
描くのが難しいです。
なのでやっぱり描写力を養うのが
本当に一番です。
一瞬で捉えて
それを描く事を繰り返ししていけば
描けるようになりますが
訓練が必要です。
それはもう時間をかけるしかないんです。
ですが、なるべく早く
あなたにも描く事ができるように
「絵の基本のデザイン」
「絵を生かすために形を捉える。」
の絵の土台となる基礎のワークを
提示しましたから
是非何度も何度も取り組んでみて
それを土台にして行きましょう。(*’ω’*)
では、初めて行きたいと思います
犬を描くにあたって
犬の骨格や筋肉構造などを
知らなければなりませんか?
と,思うところでしょうから
犬の骨格…なんて私も知らないんですけど
せっかくですから
この機会に見て行きましょうか
頑張って描いてみました!
そうか、なるほどと…
ざっくり見た所で、また絵に戻りましょう。
いや、詳しく知らないんかい。
あんた犬描くんだろ?
と、思われるかもしれませんが
確かに骨格は知っている事に
越したことはありませんが
私は獣医でもなければ
医療従事者でもありませんから
知りません。
ただ、描写するのに
骨格や筋肉の場所を知っていればいいのでしょうが
知らなくても絵を描く事に直接
支障はないので大丈夫です。
一番だめなのは
骨格や筋肉を勉強して
覚えても
「知っている。わかっている。」
と言って、今から描こうとする
対象となる犬を
「観察しない」事が一番だめです。
同じ犬と言っても、
個々で顔が違うように
微妙な筋肉のつき方
微妙な毛の生え方は
犬によって違いますので
描きたい犬を
観ないと描けません
思い込みで描いても
モデルの犬と全然違う作品が出来上がったら
どうでしょう。
あれ?…全然似てない!!
となっては本末転倒です。
人体模型を完全に覚えている人が
もしいたとして
貴方を全然観ずに
貴方のポートレイトが描けるでしょうか?
観察力が全てだという事を
忘れないでくださいね。
描写する事と医療知識はまた別です。
大好きなあなたの
犬を描ければ
それでいいんです。
骨格や筋肉が知りたければ
その都度、その教科書を
確認したらいいだけの話です。
②大まかな形を取る。
ある、わんこを見てみましょう。
③基本形態を取る。
では大まかな形を
とっていきたいと思います。
とりあえず、
描けそうなものを一枚選んで進めていただいても大丈夫ですし
ご自分で用意していただいたお写真でも
わんちゃんが隣にいれば
彼、彼女をスケッチしていただくのも大丈夫です。
私はわかりやすく、写真を用意したので
こちらを使っていきますね(*’▽’)
大まかに形をとるなら
私はこう取ってみました。
この、ポーズが気に入ったので
こちらを描いていきたいと思います。
丁度、光と影の表現を説明するのに
よい題材だと判断しました。
「絵の基本のデザイン」で
大まかに形をとったら
今度は基本形態の立体で形を捉えていきます。
④基本形態の透視描写をする。
頭は球。
鼻は円柱
耳は角の丸い三角と…
取っていきましょうか。
輪郭だけを意識しすぎると
平坦な絵になってしまいます。
形を捉えるための技法で書き記した
透視描写を意識して
立体基本形態でまずは
犬のかたちをざっくり取って行きましょう。
犬が架空の箱に入っている事を
意識しましょう。
犬の元となる形態が
ざっくり取れ、
立体的に描けていたら大丈夫です。
ここまできたら
いらない線は消していきます。
⑤基本形態で立体として捉える。
⑥空間を意識する。
実はここまで描いて
いらない線を消した瞬間
なんだか寂しくなって不安になるかも知れませんが
大丈夫です。
ここまで登れたので
必要だった命綱が不要になり、
離した瞬間、不安になるのは仕方がありません。
陰影や描き込みはこれから
やっていけばいいのです。
むしろ、それより
形態を正しくデッサンする事に
重きを置きましょう。
人は描き込みが多ければ多いほどよいと
判断しがちですが
それは違います。
正しくデッサンができている事と
描き込みが多くなされていることは
別の話である事を
絵描きは学ばなくてはいけません。
話が少しずれましたが
ここまできたら次の段階に進みます。
次は表情、光源を判断した陰影、毛を描く
段階に入ります。
⑦光源を定めて陰影をつける/毛を描く。
光源を意識して
陰影をつけていってください。
毛の流れも描いてあげてくださいね。
光源を意識して
影を描きこむことができましたか?
犬が光を受けて
座っている。という風に見受けられたら
完成です。
犬のポートレイトはここまで描けたら十分です。
何度も立体的に形態を捉える事を練習して
観察力を養っていきましょう。
わんこの課題を用意いたしました。
課題をダウンロードする。
ダウンロードできない、もしくはやりたくない。等の方は
こちらでも確認できます(*’ω’*)
それではまた(*’ω’*)
お疲れ様でした!
①動物を描く事についての心構え
②大まかな形を取る。
③基本形態を取る。