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STEP.1

本書の講座に
取り組むにあたって
抑えてほしいところがあるので、
一緒に見て行きましょう。

★目的と目標
「絵の基本のデザイン」は
貴方がキャンバスの上に「描く」という事をする前に
知るべき基本というのがあります。

これを知っているかいないかで、
「絵」について知る
深みが増すはずです。

目標としましては、
色んな絵があってよくわからないが

絵を描くという行為に対して
まずはこういう土台があるから
描ける人は描けるのか。

という術を知る。が目標です。

①前置き

そもそも絵を描く人たちは
絵を描けても絵をどうやって
描くかを説明できる人はあまりいません。

説明されても、説明がよくわからない。
「そう言われても、よくわからない」
「そりゃあなただから描けるんでしょうけど…」と


なったりしませんか?

独りよがりではないはずですが
「どう教えたらいいのだろうか」に
絵を描く人はなかなかフォーカスしません。

美術の教員免許でもとろうとするか
どうやったら人に教えられるだろうかと
「人に伝える」という目線で絵を学ばないからです。

だって忙しいんです。
自分の実力を上げるために必死ですから(笑)


人の事を考える前に自分がうまくないと
どうやって人に教えられるんだと
いうのもありますからね。

後は、
そもそもコミュニケーションが
うまくないとかですねw

絵を描く人たちは良くも悪くも
繊細な人達も多く、口より手を動かす事に
喜びを感じている人も多くいるため

大変外部からは入りにくいし
絵描きさんも外には出たいが繊細すぎて
外に出にくいという状況は
少なからずあります。

後は生まれ持った感性に
頼りすぎている部分が
多ければ多いほど

説明できない。

「なんで自分は絵が描けるんだろう」

と、疑問すら持たないパターンもあります。


絵を描く事と絵を伝える事は
別の行為です。

なので、このワークを開催するにあたっては
私は習ってきたことを引っ張り出して
尚且つ、あなたにわかっていただくため

どうしたらいいか
こうしたらいいかを

毎日毎日考えてきました。
実践に入る前の絵のマインドを
抑えるワークですので、ここを教える人に
私はなかなか会った事がないので

かなり有益です。

でも
かなりつまんないです。(笑)

しかし、これが後から
あれこれ描きたい時の土台になってくるので
これを抑えない手はありませんから
是非習得なさってくださいね。

②デザイン?
デザイナーになりたい訳でもないのに
私に必要ですか?

デザインという言葉は
「グラフィックデザイナー」
「ファッションデザイナー」等

言葉の影響によって、
絵作りにはちょっと無関係な
イメージがありませんか?

でもそれは世間のイメージであって、

デザインとは絵作り、
形のある造形、
全ての造形芸術の
「原理」だと思ってください

全て形あるものは
デザインから始まって
デザインで終わるのです


形あるものが形ある限り
デザインは続き、
形が亡くなった時に
デザインは失われるのです。

貴方はデザインする事で
絵をその上に描き、


絵を描いてはまたデザインする事で
絵を生み出していくのです。


ですから絵を描くという事は
デザインする事と同じ事なのです。

ちょっと難しいでしょうか

あなたが何かを創造する時
これまで生きてきて
あなたの中で培った感性、直観、感覚は
多かれ少なかれあなたの
作品に影響をもたらします。


それらはデザインと
直結している事を知ってください。

デザインの原理は
絵の原理です。

デザインの原理を
貴方の考えに適用させることで
創造したい事が

より明瞭に
あなたの中の想像の創造物と
現実に創り出される創造物が
限りなく同じものが出現できるように
学んでいて損はない基礎です。

ですから、デザインは
デザイナーだけでなく
画家もイラストレーターも漫画家も
絵作りに関わる全ての人に関わる事です。


デザインの基本の要素としまして

今回は
「マスコット」
「似顔絵」
「愛犬を描く」
と言った、比較的絵を描くにあたって
参入しやすい所にフォーカスして
細分化したものを紹介いたします。

デザインのパターンと形を
知って、よりよく観察力を養い
貴方の絵作りに役立ててください。

デザインの原理は丸暗記する
分野でもなければ、絶対的な
科学や数字でもありません。

あなたが培ってきた感覚や感性を元に
より「デザイン」を自分の中に落とす事で
よりよい絵作りの一つとして活用するのです。

③デザインの顔

貴方の周りを見回してみましょう。

部屋の中に何がありますか?
机、本棚、タンス、ぬいぐるみ
色々な物があるでしょうか。

お庭があれば
お庭に出て、草花の咲いた鉢、
茂る芝生がありますか?

バルコニーに出れば
そこから見える空や雲も
創造物というものは
全て形であって
それは、あなたの中に
小さい時から体に
刻みこまれているはずです。

自然物以外にも私たちの
暮らしの中のデザインにも
目を向けてみましょう。

道路標識、オリンピックの競技のマーク
コンビニ、駅、空港、商業施設
それらの中のありとあらゆる
私たちのための共通のデザインがありますよね。

誰もが見てもわかる表示。
言葉がわからなくても
標識を見れば、ここから
先へ進めばトイレがある事。等


生活になじむデザイン、
自然物の中にあるデザイン、
リラックスする中の家の中のデザイン。

それらのものはデザインと
呼ばれる形で私たちに共有され、
欲望を満たし、満足を与えてくれます。

私たちの身の回りにある物は
ほとんどデザインです。

様々な形、色があり、
秩序正しい物もあれば、そうでない物もあります。

さて、ここで絵となんの関係があるんじゃと
言う事なんですが

あなたが目にするであろう
作品の数々は主題に埋もれて
その基盤までは見えないかもしれません。

ですがその基盤こそ
デザインであり、

絵の理です。

色々な姿形としてみえる顔のデザインとは
生活の一部であって
アートの一部です。

④デザインの機能を知る。

秩序のある羅列された形。
連続されたいくつものパターンを
よく目にするかもしれません。

それらは多くファッションや
建造物にみられ

装飾によく使われます。

よく通うコンビニのスタッフの制服。

貴方が普段お召しになるであろう
ズボンやスカートの模様や繊維の羅列。

ボタンの揃いも一つのパターンです。

外に出れば、
駅のフロアを見てみましょう
どんな模様がありますか?

ホテルの客室、フロント、壁紙。

ありとあらゆる機能的な模様によく出会うことでしょう。
それらはパターンと称されます。

ほどんどの物を私達人間は
「形」で認識します。

私たちの姿形、顔立ち、スタイル
使う物、買う物、家にある物

作った物造られた物
全てを物質として、形を認識し
私たちは捉えます。

自然物や人工物
バランスがとれている物
とれていない物と
多くあります。

絵作りに関わる人は
形態を捉え
簡素化、単純化し
デザインのための絵を描き
絵のためにデザインします。

⑤●、▲、■について

デザインについて重要な役割をするのが
●、▲、■です。

デザインの幾何学的な形の多くは
基本的に●、▲、■から
派生したものです。

それらを、並べたり
割ったり、増やしたり、
へこましたりすることで
色んな表情ができてきます。

まずは円と正方形とで簡単なものを作って
見て行きましょう。
▲はその中で生まれるものなので

とりあえず、●と正方形とで
見て行きましょう

丸と四角で色々触ってみるだけで
色んなものに見えてくることに
お気づきでしょうか?

だからなんだと
言わないで

これは、だれもが素通りする
一番大事で一番興味のない分野かも知れません。


次が最後の項目になります。

観察のためのデザインを知る。

さて、なんとも健康的な食材が並んでいますね

あなたにはこれを
デザインでまず
描いてもらわねばなりません。

先ほど述べた、丸と正方形で描きましょう。

描けるようになっているはずです。

丸と正方形だけで、描きます。

何も細かい所を描く段階ではありません、
子どものように
円と正方形でだけ
捉えて描く。

それだけで今は大丈夫ですよ笑

はい、

まず「デザインの機能」、「●、▲、■」と
見てきて
貴方はほとんどの形あるものが
簡素化された●、▲、■の基盤が
あるのだという事が
わかったかと思います。

丸だけで描いた集合体は何かの集まりに見え
細胞分裂に見え、めだまおやじに見えたりと…

幾何学的な●、▲、■の形が
複雑な造形の元となっている事を
自分の中で還元するのです。

例えばですが、人の顔形は、
丸、楕円、逆三角、四角とおおまかな形で
捉える事ができます。

あらゆるものを見る時、
簡易的な形に当てはめ
観察していくことに重きを置き

何度もスケッチやデッサンしていくことで
観る力、描く力が洗練されて
「描写する」という一見複雑な作業を
シンプルにする事ができ、

対象物の特徴を
すばやく捉える事ができますし
表現する事が可能になります

上の食材が並ぶ写真に戻って
考えてみましょう。

単純化して
描いていく練習をしてみましょう。

正解はありません、
あなたがこれは●で行こう、
これは四角形で行こうと
感性に従ってまずは描くのです。


私はこう描いてみました。

お野菜の写真を
あなたはどんな●、▲、■に還元できたでしょうか?

よかったら、できた作品をメールで私に
送ってきてくださいね(*’▽’)。※ホームワーク 基礎1

添削という言葉はあまり好きではありませんから
アドバイスという形で返信させていただきます。
貴方の絵作りに役立てていただけたら幸いです(‘ω’)

以上が「絵の基本のデザイン」でしたが
いかがでしたか。

これを知っているか知っていないかだけで
ぱっと見、複雑な絵画も
単純化すればおおまかな
形から始まっている事が
わかっていけるはずです。

詳細は後からでもいいのです。

まるで、子供が
何かを手にとって理解していくように
絵だってその道しるべがあります。

最初から描写に富んだ作品を描ける人はいません。

語学の勉強だって
最初は「あいうえお」からです。

それでは
今日のクラスは終わりで
閉館といたします。

ホームワーク基礎1を準備いたしましたので
取り組んでみてください(*’ω’*)

🐶ホームワーク基礎①🐶



次回のワークでお会いしましょう

あきよねこでした。