イラストを描いてほしいと言われたら考える事シリーズ③クライアントワーク編

せっかく時間をかけて描いたイラスト。
やり直しを要求されました。
どうして?

と、なる場合考える事4選を書いてみます。

☆お客さんとのアイデア共有。
☆話を理解する。
☆まとめる。
☆注意

まずクライアントワークというのは
絵の技術力だけでは解決できない事が多いです。

お客さんの要求を理解して
形にせねばなりません。

質問したりして
話を聞いて理解し
お客さんの欲しいものを
見つけなければなりません。

お客さんはいろいろいらっしゃいます。

当然ですが…

話が滅裂。
脈絡がない。
話があちこち行く人もいれば 
いつの間にか世間話になる人もいます。
抽象的すぎな方もいます。

こういう感じで
ああいう感じで
どかーんと派手にしてもらって
ばばばと激しくポップに
やってほしいとか

何が言いたいのか
意味わからん
場合もあります。笑

でも、これを掘り下げるのは
クライアントワークの仕事です。

お客さんの言わんとしている事が何かを
まとめなければなりません。

例題をあげて共有する方法も
いいと思います。
すでに世に出ている絵画や
彫刻作品とか映画やゲーム。
アニメや、漫画、
〇〇に寄せた感じですか?とか

抽象的な事はなるべく明確に。

ざっくりとした内容なら
『こういう事が希望なんだ』
と相手の話を具体的に
自分の中で掴んで
お客さんと共有して行きましょう。

お互いに同じ事を認知するのは
とても大事な事です。

話があちこち行く人は
頃合いを見て
さっきの話なんですが…と
話題を戻したりして
本題に戻ったりなど…

話を遮って
『そういう話は今すべきではありません!』
とバサっと言うと気分を害してしまう場合があるので、

とりあえず話は聞いた方が吉…。笑

お客さんですから
少しもてなす形になりますが、
無駄な話を通して
『貴方は相談しやすい』と
判断してくれている事もありますし、
話の中で、貴方に頼む作品への想いを
語ってくれる時もあります。

人柄や親しみやすさ等を
お客さんは見ているのです。

何を出しても違うと言われたら
どういうのであれば
いいのかを
お客さんに出させた方がいいので
写真など携帯に送ってもらいましょう。

共有したものが一致して
お客さんの
好感度が確認できたら善しです。

作業して、またお客さんに
見てもらいましょう。

ただ、ここで気をつける事はあります。

お客さんも貴方も人間ですから

なんか相性合わんな。

っていうのが
あります。

なので、当たり前に
アイデアを共有する努力は
わかったと。

でも、なんか噛み合わないんだよね。
っていうのがある場合は
無理せず離れた方がいいと思います。

なので、リテイク回数を予め3回まで。
(お値段は完全納品額の30%のみで対応するか
もしくは全く受け取らないか。
これは貴方が決めてよいのですが、
大体10〜30%くらいです。
要するにお相手様は納得行かないが
自分が時間を掛けた分の最低賃金です。)
と、決めておくのです。

お金は頂くのはまだ気持ち的に憚れる
という気持ちなら、せめてリテイク回数は決めて置きましょう。

せっかくお客さんがついたからには
是非とも喜んで頂きたい所ですが、
万人にいい人、物は存在しません。

相性が合わない場合、
また、相性は特に問題ないけど
リテイク回数を超えてしまう場合も
離れましょう。

あなたの時間も大切です。

せっかくの案件を是非仕上げたいと
追いかけたい方は特に注意が必要です。
いつまでも相手の納得のいくまで
リテイクし続けたい気持ちがあっても
見切りは必要です。

リテイクは3回までと決めたら
自分も3回までとけじめをつけたほうが
疲れません。

全力でがんばる人は気持ちはわかりますが
仕事は腹八分がいいです。また後で書きますね。

中には『お金を払って頼んであげるから私の言う事を聞け』
といってギャラリーストーキングや
いいように貴方に言う事を聞かせる人もいます。

世間話も大事とは言ったものの、
なかなか本題に行き辛く無駄話ばかりが続き
貴方の時間を奪っている
お客さんもいます。

怪しいと思う。
(イラスト業務目的以外の話をしてくる。
何らかの勧誘。性的な誘導。物品セールス/
※あなたがOKだったらOKです。)
怖いと感じる。
(マウント、命令、怒鳴る、恫喝、脅す、あなたの価値を下げる誹謗中傷/
※あなたが怖くなければOKです。)
などがあれば離れましょう。

奴隷になってはいけません。

まだまだ書きたいですが
長くなってしまいました。
追って書きたい事があればまた書きます。

あなたの絵描き活動が豊かなものになりますように

読んでいただきありがとうございます。
あきよねこ