絵、イラストにお金をかける必要あるの?

これは、お金を出して絵の学校、もしくは教室
に行く必要があるのか。という話なんですが…

何かを学ぶのに誰かに教えて貰う必要はないという、
独学という形をとればいいんじゃないかと言う方はそれでもいいと思います。

ただ、それは貴方がどこまで絵で活動していきたいかによります。

・趣味嗜好に留める。
・教室の人達との交流を深めたい
など、理由はそれぞれですから断定はできませんが、
誰かから教わらない場合の事も考えて置くといい判断ができますので、
参考になったら嬉しく思います。

まず独学で学ぶ場合のメリットは
・自分のペースで進められる。
・誰にも批判されない。
・好きなように描ける。
・お金は画材用具が必要ならそれを購入するのみ。
・画力が上がってるかは自分が決める
デメリット
・誰にも指導されないので独りよがりになりがち
・批判も無ければ評価もない。
・気が向かない課題をさせられる。
・授業料、気が向かない画材や教科書を強制的に購入させられる。
・先生と合わない、嫌い。
・画力向上の判断がつかない

人について習う事のメリットデメリットは以下かと考えます。
メリット
・客観的な評価をしてもらえる。
・色々な画材の使い方を指導してもらえる。
・デッサンの時間などを計ってもらえる
・師匠と弟子という関係性なら厳しく指導してもらえる。
・先生と生徒という関係性ならある程度は評価して貰える。
・基礎から指導がはいるので応用が効く。
・美術の先生は展覧会/展示会などの人脈がある方も多いので
自分の発表の場を紹介してもらえる。ただ無料ではない場合もある。

・それで発表した流れで自分の絵に感想をくれる人とも出会える。
・独りよがりにならない。
・画力向上が早い

デメリット
・評価が厳しい事で喧嘩になる時もある。
・お金がかかる
・買った画材は結局手持ちぶたさになる物も出てくる。

ちょっと説明いたします。

その道のプロというのはいます。

だからその道に行って

学びを得る事は、色々かかります。
お金だけではなく、時間も、心も込める事に繋がります。

ただ、客観視するという事はとても大事で
貴方の作品が周りからどう観られているのか
という事はある程度大事ではあります。

簡単な判断基準としては
「自分ではネコを描いたのにクマと言われた」
となりたくない人は
人に習ってください、

「自分はネコを描いたからクマと見られるのは見る人がおかしい」
これは見る人が問題があるぞ。と
私はちゃんと描いているのに。
と思う人は別に人に習わなくてもいいと思います。

絵の領域というのは本当に難しいです。

人の心情にダイレクトに繋がっている分野だとも思っています。

指摘したら怒りを爆発したりする人もいますし

プライドが傷ついた!といって

逆上してキャンバスを引き裂いたりする人もいます。

なんというか
それだけ真剣に向き合っているという見方もあれば
極端にプライドが高くて

アドバイスも批判の内ととってしまい
あわや教室の雰囲気が圧倒的絶望感に
包まれる事もあります。

ただ芸術の分野というのは
実に厳しくて
先生に怒られながら
叩かれながらそれでも上手くなりたいという
ハングリーを試されるという過程は
必要だとは思います。

※殴ったり蹴ったりは犯罪ですから
ちゃんと良識のある先生の判別はしましょう。
酷い言葉「下手」「なってない」「クズ」など
習いに来ている方へ対しての尊厳が無い方からは
離れましょう。

これは絵だけではなくて
スポーツや踊り、音楽の世界でも観られますし
何度も何度も基礎を踏んで
何度も何度も失敗して
何時間でも何日でも費やして
舞台に立つのと同様に

絵もキャンバスの上に成果が
表れる事は間違いありません。

それでも自分は絵が描きたいのか?
それでも絵で食っていきたいのか?
それでも生き甲斐なのなか?
何を言われてもやりたいのか?

というプロ意識を試される分野でもある一方

心を豊かにする英才教育の一部としての
芸術であったり
人生を豊かにするための趣味の一つであったり
する事から

そこまで縛りをしなくても
気持ちが晴れるならそこまでは求めませんというのなら
それで全然いいと思います。

習う程度は本当にあなたが決めなくてはならないのです。

同人活動で楽しくマンガ/イラストを描いて
少しばかりのファンと活動仲間と
交流が盛んになったら
自分は満足だという事も
私は素晴らしい生き方だと思います。

ここまで絵やイラストについてお金を描ける必要があるのかないのか?
プロについて習う必要があるのかないのか?に話してきましたが

これを読むあなたは
どうでしょうか。

お金をかける必要があるのかないのか。

自分が得たい物は何か
得られるにはどうしたらいいのか。
それにはお金が必要か必要でないのか。

自分が求める物が明確であればあるほど
その判断はつきやすいかと思います。

「プロになるまでは求めてはいないけど、
自分ではよくわからないからまずは「水彩画の描き方」を
中古本から取ってみたい」
という気軽なスタートでも

全然わたしはありだと思います。

あなたの芸術活動が豊かなものになるように
祈ってます。

あきよねこでした(‘ω’)