シリーズ①は
絵は描くことが好きだが、人に描いてあげた事はない。
という人向けでした。
今回は、ある程度自分は絵は描いているが、
お金を受け取ることはまだ考えていないが、
そこをどうしたらいいかと考えている人向けです。
要するにゆくゆくは
絵で仕事ができればいいな。
という風に思っている方です。
しないほうがいいことを
考えてみたいと思います。
しないほうがいいことは、
・無償の愛の如くなんでも無料で描く
・できあがる日を守らない。
・手を抜く。
・気が向いた時だけ描く。
上から順番に見ていきましょう。
・無償の愛の如くなんでも無料で描く
貴方の技術力にも寄るので、何とも言えないのですが、
まだまだデッサン力向上が必要な場合は
数をこなす時期があるかもしれません。
貴方の個性的な作品が好きという人がいるなら
それはいいんですが、
そうでない場合、
客観的に観てもまだまだ練習が必要との判断から、
無償イラストを練習の機会として描き続けるのはいいと思います。
ただ、ここで大切にしてほしいのは貴方の気持ちです。
あなたがもし
それを心から楽しんで描いている場合はいいのですが、
ずっと言われるがまま描くのはなんだか疲れたので描きたくない。
という方は断りましょう。
断れない。という方もいるかもしれませんが、
もし、断ったとして
離れていくような人ならその人はテイカーの可能性があるかもしれません。
自分のいいように貴方を使うような人という意味です。
友人からの残念な反応を見るのは何より嫌かもしれません。
でも、頼んでばかりの人で
貴方の苦労も考えず押し付けてくる人は友人なのかと
考えた方がいいかもしれません。
絵の技術力の有無はともかく、
絵を描くというのは貴方の時間をかけねばならないじゃないですか?
それを割くに値するのかしないのか、考えたほうがよいかと思います。
・出来上がる日を守らない。
締め切りを無断で延ばしたりするのはやめましょう。
ただ、まだ貴方はお金が発生してないからいいかと思うかも知れません。
しかし、将来か近々かはわかりませんが、
友人もある時はお客様になる場合も少なからずあります。
関係ないようである話ですが、約束をして守る友達と
守らない友達とはどちらに信頼が置かれるでしょう。
例えお金が発生しないところでも、
人はあなたの誠実さを見ている事を忘れてはいけません。
これは、締め切りを守るかどうか精査される事にもなるんです。
ざっくり
『来月の終わりくらいで仕上げていい?』と約束したなら、
それに向かって仕上げたほうがいいのです。
できない場合は、
締め切り前にお話しましょう。
急に、人にプレゼントしたいから描いてほしい。
〇〇円払うのでどう?と声をかけられるかも知れません。
お金を出してまで、貴方に描いてほしい。
というのは『あなたならやってくれる』
と信じてくれている場合が多いのです。
お金は信頼のやりとりでもある事を忘れてはならないのです。
無償の内から、こういう練習をしておくと仕事に繋がりやすいのです。
・手を抜く
締め切りの話と少し被りますが、
貴方は自分が描きたいと思う作品は
細かく丁寧に描くのに、頼まれたものには
とてもじゃないけど描く気がない。と思う場合、
素直に断りましょう。
頼まれたらどんな気持ちか、
自分に単純に
素直になっても良いと思います。
だるい。
やる気がない。
気持ちがない。
時間がない。
相手の気遣いは大事ですが、自分の心も気遣って
気が乗らないなら
乗らないでいいのです。
乗らないのに仕上がらないよりは
最初から断りましょう。
できなかった時に、
あなたへの気持ちも失せるのです。
なので、
無理しない。は鉄則です。
続いて、
・気が向いた時だけ頼まれたものをやる。
ですが、これはまた
手を抜くという事と似ています。
私達は人間ですから気が向かない事もありますよね…
自分が描きたい絵ならまたましも、
人の頼みなら尚更やる気がないと
思うこともしばしばあります。
ただ、貴方はゆくゆく
どんな絵描きになりたいかを考えるいい機会に
なったりします。
人や企業に雇われてクライアント報酬型で稼ぐ絵描きになりたいのか。
自己確立をさせていき、自分自身を売る形のアーティスト、画家、フリーランスイラストレーターとして稼いでいきたいのか
商業出版社へ持ち込んで
絵本作家や漫画家になりたいのか
イラストや絵を売りたいと言っても範囲は広いのです。
ゲーム会社でキャラクターデザインに憧れても、
自分が興味のないものも手掛けなければならないでしょうし、
雇われて仕事をするというのは気が向かなくてもやらねばなりません。
アーティストと言えども人に頼まれて
描く頻度は低いかもしれませんが、
自己確立をするため、努力をすべき間は、
人に売り、買ってもらうにはどうしたらいいかという壁には
一度はぶつかるかも知れません。
絵本といえども
自分の気が向かないシーンがあっても
やはり描かねばならない瞬間にぶちあたります。
気が向かなくても描いても苦にならないほど技術を上げるか
いずれにせよ、プロになればやらねばならないのが仕事になってきます。
お金が動くという事はビジネスですし、
ビジネスというのは価値提供という事を忘れてはいけません。
自分が本当に絵を描くという事を仕事にしたいのかどうか?
それともお金を稼ぐとまではいかなくても
人生を豊かにするためのものであれば
それでいいやと、
考えながら生きて行ってもいいと思います。
あなたの絵描き活動が豊かなものでありますように
願っております(*’ω’*)
読んでくださりありがとうございます。
あきよねこ